欧州の内燃機関車(に関わる雇用)保護のためか、エンジン車規制を後退させた。条件として燃料にe-fuelを使う内燃機関車である事。e-fuelはカーボンニュートラルを保つ為の燃料であり、依ってそれを生成するためのエネルギーも再生エネルギー等を使わなくてはならない。
二酸化炭素と水素から炭化水素燃料(ガソリンの様な液体燃料)を作るって事だけど、そもそも二酸化炭素は炭素が酸素と反応(燃焼)して発生、この時にエネルギー(熱)を発生してこれを利用している。要するに燃えカス。ここから酸素を引き剥がし、水素もくっつけて、というか引き剥がし(還元反応)に水素が必要なのか。燃えカスを再び燃やせる様にするには燃焼時と同等のエネルギーが必要になる事はエネルギー保存則から考えれば一目瞭然。エンジン車復活いいじゃん、とかあまり考えてない人はe-fuelが簡単に、要するにCO2とHがあれば混ぜれば出来上がるみたいに考えてる気がする。e-fuel生成に使うエネルギー(電気)を直接EVのバッテリーに充電したほうが、よっぽど効率がイイ。そもそもe-fuelが既存のエンジンにそのまま使えると思ってる人もいるみたいだが、現状の燃料ですら、軽油、ガソリン、ガソリンでもオクタン価の違いで細かく最適化されている現状で、未だ量産されたe-fuelが無いにも関わらず…。
まあ、単純に(内燃機関)エンジン車が復活、って事じゃ無いし、カーボンニュートラルな「e-fuel」だけを使って動く車と「e-fuel」がお目見えするは果たしていつになるのか、その頃にEV車がどこまでシェアを上げているのか、楽しみでもある。