太陽光発電のメリット

現在エアコンの設定温度27℃で、一階の室温27℃、外気温36℃。エアコンは二階と一階の2つ稼働中。

昨日の朝、エアコンや照明を使っていない時の消費電力を見た時には250W(ベース電力)だった。冷蔵庫、空気清浄器器、常夜灯その他の待機電力だろう。ちなみにこの時(6:54)の太陽光発電の発電量がちょうど250Wだった。東電からは電力を買ってない状態、プラマイゼロだ。

朝、活動前の消費電力

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e-fuel

欧州の内燃機関車(に関わる雇用)保護のためか、エンジン車規制を後退させた。条件として燃料にe-fuelを使う内燃機関車である事。e-fuelはカーボンニュートラルを保つ為の燃料であり、依ってそれを生成するためのエネルギーも再生エネルギー等を使わなくてはならない。

二酸化炭素と水素から炭化水素燃料(ガソリンの様な液体燃料)を作るって事だけど、そもそも二酸化炭素は炭素が酸素と反応(燃焼)して発生、この時にエネルギー(熱)を発生してこれを利用している。要するに燃えカス。ここから酸素を引き剥がし、水素もくっつけて、というか引き剥がし(還元反応)に水素が必要なのか。燃えカスを再び燃やせる様にするには燃焼時と同等のエネルギーが必要になる事はエネルギー保存則から考えれば一目瞭然。エンジン車復活いいじゃん、とかあまり考えてない人はe-fuelが簡単に、要するにCO2とHがあれば混ぜれば出来上がるみたいに考えてる気がする。e-fuel生成に使うエネルギー(電気)を直接EVのバッテリーに充電したほうが、よっぽど効率がイイ。そもそもe-fuelが既存のエンジンにそのまま使えると思ってる人もいるみたいだが、現状の燃料ですら、軽油、ガソリン、ガソリンでもオクタン価の違いで細かく最適化されている現状で、未だ量産されたe-fuelが無いにも関わらず…。

まあ、単純に(内燃機関)エンジン車が復活、って事じゃ無いし、カーボンニュートラルな「e-fuel」だけを使って動く車と「e-fuel」がお目見えするは果たしていつになるのか、その頃にEV車がどこまでシェアを上げているのか、楽しみでもある。

貿易赤字〜失われた10年ちょっと

東日本大震災の津波で福島第一原発事故、これに伴い原発が稼働できなくなった。諸外国、特にヨーロッパでは原発依存度を下げるために自然エネルギーへの移行が進んだ。日本はどうか?。十年を経た今、原発の再稼働、現在原則40年としている原子力発電所の運転期間を60年超に延長しようとしている。耐用年数もそうだが、使用済み核燃料の処理にも問題を抱えている今の原発に「かたくなに」依存しようとしている。原発立地自治体への交付金は原発の稼働・停止に関わらずに支給されていた様だ。莫大な原発事故の賠償金負担もあり、赤字が続く東電は、ついに3割近い値上げをしようとしている。事故直後から自然エネルギーに大きく舵を切っていれば、海外に依存するエネルギー資源(=世界情勢や為替レートに大きく依存)も、少しは減らすことが出来たのではないだろうか。電気料金が上がるに連れ、ネットでは「原発を再稼働すればいい」という意見が散見されるが、ここ数年でウラン燃料価格も倍近く上がっている。

電力料金が上がると、オール電化の家は大変なことになる、エネルギーは分散したほうが良いと言う声がよく聞こえるようになる。オール電化にしてガスの供給が受けられなくなったとしても、使おうと思えば石油ストーブやカセットコンロを買っておいて使えばいいだけの話。ただ、個人的にはオール電化にするならソーラー発電は必須だと思う。ソーラー発電をつけてない人は知らないと思うが、昼の太陽が出ている間、特に10時から14時の4時間程度は冷房をつけようが暖房をつけようが、発電した電力でほぼ賄える。昼間は留守だから関係ないという家庭なら、余っている電力でこの時間にエコキュート(コンプレッサー式電気給湯器)を稼働させれば、深夜電力をあまり使わずに(言うまでもなくガスも使わずに)湯を沸かす事が可能だ。家庭のエネルギー消費の3割は給湯らしいし。電気代が上がっている時は燃料のガス・石油も高騰しているが、オール電化住宅は基本的に灯油の購入やガスの契約が無いので、この費用はかからない。「ソーラーパネルは屋根に乗せるゴミ」見たいな事を言う人が居るみたいだが、エネルギー高騰に対するリスクヘッジになるし、災害時の停電対策にもなる。更にエコキュート(電気給湯器の数倍の効率でお湯を沸かせる給湯器)を設置してあれば400リッター位の水(お湯)のストックが出来る。停電になったら風呂にも入れなくなるとか言われているが、今どきのリモコンの付いた全自動ガス給湯器は電気無しで使えない。

もう政府のエネルギー政策には期待できないから、自衛の為に太陽光発電を設置する人も増えてる、とか。