常任理事国の拒否権がある限り、正常に機能するとは思えない。常任理事国の一国の異常な行動に対する非難・制裁の決議は、その国が拒否権を発動することで否決され、何の対応もできない。「戦勝国」=「現在の常任理事国」は何をやってもお咎めなしと言う状況だ。戦争によって利益を享受することは出来ないのが、あるべき姿でないのか。今の国連の成り立ち自体が、戦勝国は(=戦争に勝てば)何をやっても良いと言う事を具現化している。常任理事国を全ての国連加盟国の投票で入れ替える仕組みが有れば、酷いことやってる国が永遠に居続けるという事が回避できそうなものだが、そんな仕組みを提案したとしても拒否権が発動されて、絶対に成り立たないのだろう。