キャンプなんかで寒冷時に屋外で素早く湯を沸かすには、ヒートエクスチェンジャー(熱交換用の集熱フィン)が付いたクッカーが良い。メジャーな物としてはジェットボイルある。クッカーと専用ストーブ、断熱カバーなどがワンセットになっていて、スッキリとパッキングできるようになっている。まあ、これを買えば良い訳だか、ストーブは何個も持っているし…。
で、5年ほど前にヒートエクスチェンジャー付きの無名中華クッカーを買って使ってきたのだが、直径が若干大きくパッキングしにくいのが気になっていた。アマゾンで検索するといくつか見つかったのだが、有名どころのFire-Mapleのものは今使っているクッカーと直径が同じだった。細い物もあったのだが中にパッキングする物の都合で高さが足りなさそうだったのでパス。更に探すとWIDESEAと言うブランドのクッカーが多数見つかった。サイズ的に問題なさそうだ。で、これをポチる。
カタログ値では290g(スタッフバッグ込み)、本体のみの実測値は269g。
以前、クッカーの性能を調べた時の条件になるべく合わせて、このクッカーの性能をテストしてみた。
温度 | ATSチタンクッカー | ヒートエクスチェンジャー付き中華クッカー | WIDESEA WSC-105 |
50 | 1分14秒 | 1分03秒 | 0分53秒 |
60 | 1分39秒 | 1分17秒 | 1分07秒 |
70 | 2分01秒 | 1分35秒 | 1分20秒 |
80 | 2分27秒 | 1分52秒 | 1分34秒 |
90 | 2分55秒 | 2分11秒 | 1分47秒 |
95 | 3分08秒 | 2分20秒 | 1分54秒 |
98 | 3分22秒 | 2分28秒 | 1分59秒 |
左のATSチタンクッカーは、熱伝導率の低いチタンの欠点を補うべく底面にアルミを蒸着してあるクッカー、真ん中の中華クッカーは今まで使ってきたやつ、右のWSC-105が今回買った物。
まだ確認していないがカップヌードルのリフィルが同梱できる事を期待。ただ、アルミなので小さいほうのカップでホットコーヒーなんかを飲むのはちょっとむずかしい(やけどのリスク有りな)ので、これと同じ径のチタンカップがあればそれに取り替えたいと思っている。
BRS-3000はゴトクが小さいので、ヒートエクスチェンジャータイプのクッカーにはあまり合わない。別のストーブを組み合わせる予定。
次の山行までにはリフィルを試そうと思う。