インクノットというのはロープの結び方の名前として使われている、が、ノット(knot)は「結び目」だから使われ方としては正しくないとか…。
本題はそんなことではない。スマホにつけたストラップの話。財布とか鍵とか重要な モノには脱落防止に紐やチェーン、ワイヤー等を繋げている。繋ぐ先はズボンのベルトループとかザックになる。
ストラップの場合、ただの紐のループなので、それをどこかに接続するためにアクセサリー用のカラビナを付けている。
そのままだと、ストラップに付けたカラビナはその輪っかの中を自由に移動出来てしまう。
なるべくストラップの先端にとどまって欲しいので、基本的にはインクノットでカラビナに掛けるようにしている。
今朝、電車内でスマホをデイパックのポケットから出そうとした時に少し手が滑って落としそうになった。この時もカラビナで連結してあったので、万が一手から滑り落ちても、大丈夫では有ったのだが、よく見るとストラップが切れていた。
この時に思ったのが、「インクノットで良かった」と言う事だ。片方が切れても脱落防止になる。もちろん「こぶ結び」で小さい輪っかを作ってそこにカラビナをつけても良いのだが、ほどきたくなった時に固く絞まってほどけなくなることもある。
カラビナを固定したい場所に2つの輪を作る
下側になっている輪を上に重ねる
重なっている2つの輪の中にカラビナを掛ける
引っ張って出来上がり。位置をずらす時は、そのまま引っ張ってもずれないので、少し緩めるとずれるようになる。
他にも便利な使い方がある。ホームセンターやアウトドアショップでペットボトルホルダーと称してアルミやゴムでペットボトルの首の部分に挟んでカラビナで吊るせるようにするアイテムがあるが、インクノットを使えば代用できる。