国が後押しするのであれば、宅配ボックスの整備のほうが先かと。高層マンションで複数の家で置き配とか考えると、オートロック解錠で個別に配送にするとなると、配達員の人は結局時間のかかる配達になってしまう。再配達での無駄も問題だが、配達員の手間を考えるとマンションの個々の玄関先まで、荷物によっては何回も足を運ばなくてはならないのでは、人不足の解決にはならない。
宅配ボックスが埋まっていて、使えない状態が有るので駄目だ、のように思考停止する意見も見かけるが、もう少し頭を使おうよ、と思う。例えば、
- まずは設置個数を増やす
- 配達員がリモートで空き状態を確認出来るシステムを実装(無駄な行き来を削減)
- 長期間占有している荷物に何らかのペナルティ(配送センター戻しや手数料)
- 設置や増設に何らかの補助
オートロック解錠って安易だけど、オートロックのセキュリティを評価して入居している人も多いだろうし。
もし、オートロック解錠で実装するのであれば、いわゆる「共連れ」対策もしないと。例えば、玄関ホールに2重扉を設置して、1つの部屋を作り、中に1人しか居ない状態にならないと次のドアが開かないようにするとか。まあ、これだけでは駄目で、例えば小さい子供連れ等も考慮すると、カメラ+顔認証で予め登録した人以外の人が居ない状態ならば2枚目の扉が開くようにする対策は必要になるが。とにかく、荷物に紐付けたデジタルキーでしか開けられないから安全だとか、安易過ぎ。