ホームシアター用に天吊りスピーカー設置

PS4のHDMI出力をYAMAHAのAVアンプRX-S600に入力し、そこから床置きスピーカー2本(L/R)とAcerのプロジェクターH5360BDに繋いでいる。以前、5.1チャンネルにしていたことも有ったが、サテライトスピーカー+サブウーファー の中途半端な感じや、システム更新時の設置の面倒などがあり、床置きの中型スピーカーになってしまった。まあ、このスピーカーも実家で使われなくなったテクニクスの年代物なのだが。オーディオマニアではないので細かい音の良し悪しは分からないが、サテライトスピーカーの5.1chよりは音のバランスは良いと思う。

今回、エアコンの設置に際してスクリーンが干渉する、というか、 モロに場所が被る。とは言え100インチ(4:3換算)スクリーンと言うこともあり幅2m有るので設置場所は限られる。床置きスピーカーに切り替えた時に、設置の関係でスクリーンとプロジェクターの場所を入れ換えたのだが、もとに戻すことにした。そうすると床置きスピーカーだと都合が悪い。かといってサテライトスピーカー(5.1ch)には戻したくない。と言うことで天吊り出来るスピーカーを探していた。メジャーなところだとBOSE101みたいなヤツになるのだろうが、現行品ではないし。似たようなサイズの物も幾つか見つかったが2万円前後する。JBLのcontrolXに心が動いていたのだが頑張って探して見ると、少し大きくなるがYAMAHAのNS-BP200が目にとまった。

ヤマハNS-BP200

値段も半分以下、と言うより1/3だ。アマゾンのレビューを見ても良さげな感じ。ただ、天吊り対応でない。ヤマハの小型スピーカーは天吊りとかスタンド用にM6のネジ穴があったりするのだが、これにはない。まあ重さも3キロ強だから木ネジでなんとかなるだろうという希望的観測でポチった。

鬼目ナット(左)と爪つきナット

当初は6ミリの鬼目ナットか爪つきナットを6センチ間隔(ヤマハスタンド仕様?)に埋め込んでこれに天吊り金具をボルトで固定しようと思っていた。鬼目ナットは外側から、爪つきナットは内側から埋め込んでボルト絞め出来るようにする部材だ。

どうせナットを埋め込むのなら、耐久性を考えて爪つきナットをエンクロージャーの内側から埋め込みたい。それにはスピーカーユニット(かターミナルボックス)を外して、さらに吸音材も剥がさなくてはならない。爪つきナットも家に在庫があったので改めて買う必要は無いが、そこまで手前をかけても一度設置したら殆んど弄らないだろう。結局ただの木ネジ仕様に決定。爪つきナットは木ネジがバカになったときに改めて考えるとする。

ネジ位置で少し悩んだ。重心の位置に合わせるか、敢えてずらすか? 重心より少し後ろ、つまり奥行きの中心寄りに天吊り金具を付けるとスピーカーユニット側が重たいので、少し下向きになった状態でストレスが無くなる。スタンド設置なら迷わず重心に合わせるだろうが、天吊り前提で重心を外す事にする。面倒なので底面の中心に固定した。

天吊り金具を固定。間にゴム板を挟んでおく

もうひとつ、底面に天吊り金具を付けると言うことは、スピーカーとしては逆さまに設置する状態になる。これに関しては賛否両論有るようだが、ツイーターは壁や床などの音を反射する環境から離した方がよさ方な気もするし、万が一天吊りをやめてどこかに置くようになった時に、開けてしまったネジ穴が見えないというメリットもある。

実際に設置するとこんな感じになった。

付属のグリルを外してみた。

幅が一間半(2.7m弱)の所に100インチスクリーンを設置すると、何だかんだで左右の余裕が20数センチになる。もし余裕がなかったらスピーカーをスクリーンの少し前に吊って回避することも出来なくはなかったがどうにか収まった。床置きスピーカーだと(この部屋は2階)下の部屋に結構音が伝わるのだが、天吊りだと殆んど聞こえないというメリットもあり、いちおう満足。しかしこの時期、エアコンのない部屋での作業はつらい。

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